緊張型頭痛は、頭がぎゅっと締め付けられるような痛みを感じる、最も一般的な頭痛の一つです
この頭痛は、30分から1週間くらい続くことがあり、痛みの強さは軽いものから中くらいまでです。痛みは強すぎないので、普段の生活に大きな支障をきたすことはあまりありません。また、吐き気がしたり、光や音がうるさく感じたりすることも少ないです。
この頭痛の主な原因は、ストレスや体の使いすぎです。例えば、長時間の勉強やスマホの使いすぎ、悪い姿勢が原因になることがあります。また、眠りが足りなかったり、疲れすぎたりしても起こります。これらの理由で、頭の筋肉がこり固まって血の巡りが悪くなり、頭痛が引き起こされるのです。
緊張型頭痛には大きく分けると2つのタイプがあります
一つは、時々起こる「エピソード型（反復性）」で、月に15日未満しか頭痛が起こりません。
もう一つは「慢性型」で、月に15日以上、年間180日以上頭痛が続くものです。慢性型は痛みが長く続くので、早めに対処することが大事です。
緊張型頭痛の治療法
治療法としては、ストレスを減らしたり、体のこりをほぐしたりすることが大切です。
例えば、正しい姿勢で座ることやストレッチをすることが効果的です。
また、痛み止めの薬も一時的な痛みを和らげるのに使えますが、使いすぎには注意が必要です。
慢性的な頭痛には、医師の指導のもとで抗うつ薬などを使うこともあります。
緊張型頭痛の予防
予防としては、規則正しい生活を送ることや、ストレスを上手に管理することが有効です。
適度な運動や十分な睡眠、バランスの良い食事を心がけると良いでしょう。心理的なストレスにはカウンセリングも効果的です。
早めにご相談ください
最後に、緊張型頭痛は生活習慣を整えたり、ストレスをうまく管理することで予防や軽減が可能です。
もし頭痛が頻繁に起こるなら、早めに頭痛外来で相談することをおすすめします。
