二次性頭痛

二次性頭痛について

軽い頭痛で歩いて外来を受診し、くも膜下出血と診断され緊急手術となった患者さんを、脳神経外科医や救急医は何人も経験しています。

当院では問診や身体所見から上記疾患を疑った場合は、血液検査やMRIを用いて診断を行い、手術などの入院加療が可能な病院へ速やかにご紹介いたします。

二次性頭痛

代表的な二次性頭痛には下記のようなものがあります。

危険な頭痛のサイン

下記の項目が当てはまると二次性頭痛の可能性があると言われています。

  • 01

    発熱を含む全身症状

  • 02

    新生物の既往

  • 03

    意識レベルの低下を含めた神経脱落症状または機能不全

  • 04

    急または突然に発症する頭痛

  • 05

    50歳以降に発症する頭痛

  • 06

    頭痛パターンの変化または最近発症した新しい頭痛

  • 07

    姿勢によって変化する頭痛

  • 08

    くしゃみ、咳、または運動により誘発される頭痛

  • 09

    乳頭浮腫

  • 10

    痛みや症状が進行する頭痛、非典型的な頭痛

  • 11

    妊娠中または産褥期

  • 12

    自律神経症状を伴う眼痛

  • 13

    外傷後に発症した頭痛

  • 14

    HIVなどの免疫病態を有する患者

  • 15

    鎮痛薬使用方もしくは薬剤新規使用に伴う頭痛

上記のそれぞれの項目は下記のような疾患を想定して作成されています。

  • 01

    髄膜炎、脳炎、脳膿瘍、巨細胞性動脈炎など

  • 02

    悪性腫瘍の脳転移(肺癌、乳癌、悪性黒色腫が多い)

  • 03

    脳出血、脳梗塞などの脳卒中

  • 04

    くも膜下出血、脳静脈洞血栓症、低髄液圧症候群、可逆性脳血管攣縮など

  • 05

    脳卒中、巨細胞性動脈炎など

  • 06

    脳静脈洞血栓症、悪性腫瘍の脳転移など

  • 07

    低髄液圧症候群、頭蓋内圧亢進など

  • 08

    キアリ奇形、後頭蓋窩病変など

  • 09

    脳腫瘍など

  • 10

    脳静脈洞血栓症など

  • 11

    子癇前症、下垂体卒中、硬膜外麻酔による髄液漏出症、静脈洞血栓症、可逆性脳血管攣縮など

  • 12

    海綿静脈洞・下垂体・後頭蓋窩病変、緑内障などの眼疾患

  • 13

    頭蓋内出血など

  • 14

    日和見感染症など

  • 15

    薬物使用過多による頭痛、薬剤性頭痛、物質の離脱による頭痛など

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