片頭痛

片頭痛は治療ができる疾患です

片頭痛は、日常生活に支障をきたす一次性頭痛(頭痛の原因となるような何らかの病気がない頭痛)です。
日本では、成人の約8.4%が片頭痛にかかっていると報告されています。

片頭痛

片頭痛の種類

片頭痛は下記の3つに分類されます。
頭痛の前に起こる「前兆」症状の有無により、「前兆のある片頭痛」と「前兆のない片頭痛」の二つのタイプに分類されます。

片頭痛の原因と経過

片頭痛の誘発因子や増悪因子は以下の通りです。

  • ストレス

  • ホルモンの変動(特に女性の月経周期)

  • 特定の食べ物(チョコレート、赤ワイン、チーズなど)

  • 睡眠不足や過剰な睡眠

  • 環境要因(気圧の変化、強い光、騒音など)

女性の片頭痛患者さんの約半数は、片頭痛発作が月経周期と関連していることを自覚しています。
月経開始2日前から月経3日目までに起こる片頭痛は月経時片頭痛や月経関連片頭痛などと呼ばれます。
月経に関連した片頭痛発作は、他の時期の片頭痛発作と比較して、重度で持続時間が長く、お薬が効きにくいことが多いです。

片頭痛の経過

  • 予兆期:数時間~数日

    食欲亢進、過食、あくび、疲労感、集中困難、抑うつ感、感覚過敏、むくみ、肩こり、など

  • 前兆期:5〜60分

    視覚症状(キラキラした光,ギザギザの光が視界にあらわれ見えづらくなる:閃輝暗点)、チクチク感(アロディニア)、感覚症状、言葉が出にくくなる言語症状、半身の脱力感、めまい、など

  • 頭痛期:2〜72時間

    食欲低下、吐き気・嘔吐、動きたくない、眠気、あくび 光・音過敏、におい過敏など

  • 回復期:24時間

    眠気、食欲低下、疲労感など

片頭痛発作の数時間から数日前からみられるもので、あくび、肩こり、疲労感、集中困難、過敏性などの症状があります。
片頭痛の痛みの特徴は、徐々に頭痛が悪化し、運動で頭痛が悪くなることです。運動で頭痛が悪化するために横になって動かなくなってしまうことも多いです。さらに光や音などに対する過敏性から頭痛が増悪し、高頻度に嘔気や嘔吐を伴います。頭痛発症後には毛髪のピリピリ感や手足のしびれ感といったアロディニアを伴うことがあります。

頭痛のピークを過ぎると、徐々に眠気をきたします。睡眠で改善しますが、重度の頭痛発作の際には疲労感が残存します。

片頭痛の治療法

片頭痛は適切な治療によって管理できます。
治療法は主に以下に分かれます。

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