手足のしびれは、神経の一時的な圧迫から、脳梗塞、首や腰の病気、糖尿病による末梢神経障害まで、さまざまな原因で起こります。

特に注意が必要なのは、突然、体の片側だけに起こるしびれです。顔のゆがみ、言葉の話しにくさ、手足の脱力などを伴う場合は、脳梗塞や脳出血の可能性があります。

兵庫県姫路市、たつの市、加古川市周辺で手足のしびれが続いている方は、症状を放置せず、脳神経外科や脳神経内科を受診してください。

 

手足のしびれの主な原因

手足のしびれの原因は、大きく次の5つに分けられます。

  1. 脳梗塞や脳出血などの脳の病気

  2. 頚椎や腰椎など背骨の病気

  3. 手足の末梢神経の圧迫

  4. 糖尿病やビタミン不足などの全身疾患

  5. 血流障害や過換気症候群

しびれる場所、始まり方、左右差、筋力低下の有無によって、考えられる病気が異なります。

 

突然の片側のしびれは脳梗塞に注意

次のような症状が突然現れた場合は、脳梗塞や脳出血を疑います。

  • 右半身または左半身だけがしびれる

  • 顔の片側がしびれる、口元が下がる

  • 片腕や片脚に力が入らない

  • ろれつが回らない

  • 言葉が出ない、相手の話を理解しにくい

  • 急にふらついて歩けない

  • 片目が見えにくい、視野が欠ける

  • 突然、経験したことのない激しい頭痛が起こる

脳卒中では、顔・腕・脚の片側に突然しびれや脱力が出ることがあります。脳卒中治療は発症からの時間が重要であるため、このような症状がある場合は、自分で運転せず119番へ連絡してください。

 

しびれが一度治っても安心できません

しびれや言葉の話しにくさが数分から数十分で改善した場合でも、一過性脳虚血発作(TIA)の可能性があります。

TIAは脳への血流が一時的に低下して脳梗塞と同様の症状が現れる状態です。症状が治ったからといって安心せず、できるだけ早く医療機関を受診する必要があります。

 

首の病気による手のしびれ

首から腕へ向かう神経が圧迫されると、肩、腕、手、指にしびれや痛みが起こります。

代表的な病気には、次のようなものがあります。

  • 頚椎症性神経根症

  • 頚椎椎間板ヘルニア

  • 頚椎症性脊髄症

首を動かすと腕のしびれが強くなる場合は、頚椎から出る神経の圧迫が考えられます。

両手がしびれる、箸が使いにくい、ボタンを留めにくい、字が書きにくい、歩くとふらつくといった症状がある場合は、頚椎で脊髄が圧迫されている可能性があります。

 

腰の病気による足のしびれ

腰の神経が圧迫されると、お尻、太もも、すね、足先にしびれや痛みが起こります。

代表的な原因は、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症です。

歩くと脚がしびれ、座ったり前かがみになったりすると改善する場合は、腰部脊柱管狭窄症が疑われます。

両脚に急激な麻痺が出た、尿が出にくい、尿や便が漏れる、股の周囲の感覚が分かりにくい場合は、緊急の検査が必要です。

 

手首や肘の神経が圧迫される病気

親指から薬指にかけてしびれ、夜間や明け方に症状が強くなる場合は、手根管症候群が考えられます。

小指と薬指の小指側がしびれる場合は、肘の内側を通る尺骨神経が圧迫される肘部管症候群の可能性があります。

しびれる指の範囲を確認することで、どの神経が障害されているかを推測できることがあります。

 

両足の先から広がるしびれ

両足のつま先から左右対称にしびれが始まり、徐々に上へ広がる場合は、多発ニューロパチーが疑われます。

主な原因には、次のものがあります。

  • 糖尿病

  • 過度の飲酒

  • ビタミンB12不足

  • 甲状腺機能低下症

  • 腎機能・肝機能障害

  • 抗がん薬などの薬剤

  • 自己免疫疾患

長期間続くしびれであっても、「年齢のせい」と決めつけず、血液検査などで原因を確認することが大切です。

 

病院ではどのような検査をする?

手足のしびれを診断する際には、まず次の点を確認します。

  • いつから始まったか

  • 急に始まったか、徐々に始まったか

  • 片側か両側か

  • どの指、どの範囲がしびれるか

  • 力の入りにくさがあるか

  • 頭痛、めまい、言語障害があるか

  • 首や腰の痛みがあるか

  • 糖尿病などの持病があるか

必要に応じて、以下の検査を行います。

 

頭部MRI・MRA

脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、脳血管の狭窄などを調べます。発症直後の小さな脳梗塞はCTで分かりにくい場合があり、MRIが診断に有用です。

 

頚椎・腰椎MRI

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、脊髄圧迫などを確認します。

 

血液検査

血糖値、HbA1c、ビタミンB12、甲状腺機能、電解質、腎機能、肝機能、貧血などを確認します。

 

神経伝導検査・筋電図

手根管症候群や多発ニューロパチーなど、末梢神経の障害を評価します。

 

頚動脈エコー

脳梗塞の原因となる頚動脈の動脈硬化や狭窄を調べます。

 

姫路・たつの・加古川で手足のしびれにお困りの方へ

手足のしびれは、脳、脊髄、末梢神経、血管、内科疾患など、多くの原因で起こります。

特に、突然の片側のしびれ、顔のゆがみ、ろれつの回りにくさ、手足の脱力がある場合は、脳梗塞の可能性があるため、直ちに119番へ連絡してください。

徐々に悪化するしびれ、繰り返すしびれ、筋力低下や歩行障害を伴う場合も、早めの診察をおすすめします。

姫路駅前みどり脳神経外科クリニックでは、神経学的診察を行い、必要に応じて頭部MRI・MRA、頚椎MRI、血液検査、頚動脈エコーなどを組み合わせて、しびれの原因を調べます。

兵庫県姫路市だけでなく、たつの市、加古川市など周辺地域で手足のしびれにお困りの方もご相談ください。

 

手足のしびれについてよくある質問

手足のしびれだけでも脳梗塞の可能性はありますか?

あります。脳梗塞では、痛みを伴わず、片側の手や口元だけがしびれることもあります。突然発症した片側のしびれは、早急な評価が必要です。

 

朝起きたときだけ手がしびれる原因は何ですか?

寝ている間の姿勢による一時的な神経圧迫のほか、手根管症候群や頚椎症などが考えられます。繰り返す場合や筋力低下がある場合は受診してください。

 

両手両足がしびれる原因は何ですか?

頚椎の脊髄圧迫、糖尿病性神経障害、ビタミン不足、電解質異常、過換気症候群などが考えられます。症状の経過と神経診察によって必要な検査を選択します。

 

しびれは何科を受診すればよいですか?

突然のしびれや、顔のゆがみ、言葉の異常、手足の麻痺を伴う場合は救急科または脳神経外科です。慢性的なしびれでは、脳神経外科、脳神経内科、整形外科が主な受診先になります。

 

しびれでMRI検査は必要ですか?

すべてのしびれにMRIが必要なわけではありません。突然発症した片側のしびれ、筋力低下、歩行障害、神経学的異常がある場合などに、頭部や頚椎のMRIを検討します。

 

まとめ

手足のしびれには、脳梗塞、頚椎・腰椎疾患、末梢神経障害、糖尿病など、さまざまな原因があります。

重要なのは、しびれが「突然か徐々にか」「片側か両側か」「麻痺や言語障害を伴うか」を確認することです。

突然の片側のしびれは脳卒中のサインである可能性があります。症状が短時間で治っても放置せず、早急に医療機関を受診しましょう。