「急に目の前がぐるぐる回るような感じがした」
「ふわふわと足元が不安定な感じが続く」
「立ち上がるとクラッとする」
こうした“めまい”の症状にお困りの方は、多くいらっしゃいます。
めまいといえば「耳」が原因と思われがちですが、実は脳に原因があるケースも少なくありません。
そしてその多くは、MRIで早期発見が可能です。
今回は、MRI検査によって診断できる「めまいを引き起こす脳の病気」について詳しく解説します。
■ めまいの原因は“耳”だけじゃない
めまいの原因には大きく2種類あります。
末梢性めまい(耳が原因)
例:良性発作性頭位めまい症(BPPV)、メニエール病、前庭神経炎など中枢性めまい(脳が原因)
例:脳梗塞、脳出血、小脳の病気、脳腫瘍など
末梢性の場合は比較的良性のことが多いですが、中枢性めまいは命に関わることもあるため、早期発見・正確な診断が重要です。
■ MRIで診断可能な「脳の病気」とは?
以下のような病気が、めまいの原因として疑われ、MRIで診断可能な代表的な脳疾患です。
① 脳梗塞(特に小脳・脳幹)
めまいとふらつき、吐き気が突然出現。特に片側の手足のしびれやろれつの回らなさを伴う場合は要注意。MRIで梗塞の有無を確認します。
② 小脳出血・脳幹出血
高血圧がある方はリスクが高く、めまいに加えて強い頭痛や意識障害が起こることも。緊急性が高く、MRIとCTで正確な評価を行います。
③ 脳腫瘍(小脳腫瘍、聴神経腫瘍など)
ふらつきが長期間続く、片耳だけ聞こえにくい、顔がしびれるなどの症状を伴う場合、脳腫瘍の可能性もあります。MRIで精密な確認が必要です。
④ 脳動静脈奇形・脳血管の奇形
脳の血管に異常があると、めまいやふらつき、場合によってはけいれんを起こすこともあります。MRA(MRIによる血管撮影)で診断できます。
⑤ 多発性硬化症・脱髄疾患
若年者で原因不明のふらつきや視覚障害、しびれなどがある場合、自己免疫疾患が原因のことも。MRIで特有の白質病変を確認できます。
■ こんな“めまい”には要注意!
以下のような症状がある方は、耳ではなく脳の異常の可能性があるため、MRI検査をおすすめします。
めまいと一緒に手足のしびれがある
言葉が出にくい、ろれつが回らない
顔が片側だけ動かしにくい
立っていられないほどのふらつきが突然出現
頭痛や吐き気を伴う
徐々に進行するふらつきが何週間も続く
こうした症状は、中枢性(脳が原因)のサインであることが多く、放置すると重篤な後遺症や生命の危険が及ぶこともあります。
■ 姫路で「めまい」の不安を感じたら、脳神経外科でのMRI検査を
「めまい=耳鼻科」と思っている方も多いかもしれませんが、“脳のチェック”を行うには脳神経外科での受診が重要です。
とくに、脳梗塞や腫瘍など、MRIでしか見つけられない病気もあります。
当院、姫路駅前みどり脳神経外科クリニックでは、当日MRI検査が可能です。
“耳”か“脳”かを丁寧に見極め、適切な治療を選択します。
「ちょっと不安だけど、どこに行けばいいかわからない…」
そんな方は、まずはお気軽にご相談ください。
■ まとめ
めまいは「耳」だけでなく「脳の病気」が原因のこともある
脳梗塞、脳出血、脳腫瘍などはMRIで早期発見が可能
しびれ・ろれつ・ふらつきなどの症状を伴う場合は特に注意
姫路で脳の精密検査をご希望の方は、脳神経外科へ
当院では即日MRI検査にも対応しています
📍姫路で「めまい」の原因をしっかり調べたい方へ
姫路駅前みどり脳神経外科クリニックでは、
めまいの原因が「耳」か「脳」かを丁寧に診断し、必要に応じてMRI検査を行います。
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