赤ちゃんの「頭のかたち」が気になって受診される保護者の方から、よくいただく質問があります。
- 吸引分娩だったから頭の形が悪くなったの?
- 家族に絶壁がいるけど遺伝するの?
今回は「斜頭」「短頭(絶壁)」といった赤ちゃんの頭の形と、吸引分娩・遺伝の関係について、わかりやすく解説します。
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赤ちゃんの頭の形はなぜ変わる?
赤ちゃんの頭の骨はとても柔らかく、成長に合わせて変形しやすい構造になっています。
これは脳の発達のために必要な特徴ですが、その一方で外からの力の影響を受けやすいという側面があります。
特に影響が大きいのは以下です。
- 向き癖(いつも同じ方向を向いて寝る)
- 仰向け寝の時間が長い
- 首の筋肉の緊張(筋性斜頸など)
👉 つまり、多くの場合は生まれた後の生活環境が主な原因です。
吸引分娩は頭の形に影響する?
結論:一時的な影響はあるが、長期的な変形の原因にはなりにくい
吸引分娩では、赤ちゃんの頭にカップをつけて引っ張るため、
- 頭が伸びる
- こぶ(産瘤・血腫)ができる
といった変化がみられることがあります。
しかしこれらは、
👉 数日〜数週間で自然に改善することがほとんどです。
つまり、
吸引分娩そのものが「斜頭」「短頭」「絶壁」の原因になることは基本的にありません。
遺伝は関係ある?
結論:完全な遺伝ではなく「なりやすさ」に影響
「お父さんが絶壁だから遺伝しますか?」という質問もよくあります。
遺伝が関与する可能性としては、
- 頭の骨の形
- 首の筋肉のつき方
- 体の向きやすさ(姿勢のクセ)
などがあります。
ただし重要なのは、
👉 遺伝だけで頭の形が決まるわけではないという点です。
実際には、
- 寝る向き
- 抱っこの仕方
- 日中の過ごし方
などの環境要因の影響が非常に大きいです。
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斜頭・短頭・絶壁の本当の原因
当院(姫路・兵庫県)でも多くの赤ちゃんを診察していますが、ほとんどは以下が原因です。
① 向き癖
同じ方向ばかり向いて寝ることで、片側が平らになる(斜頭)
② 仰向け時間が長い
後頭部が平らになる(短頭・絶壁)
③ 首の問題
首が動きにくいと、同じ向きが固定される
👉 つまり
「毎日の積み重ね」で形が変わるというのが本質です。
自然に治る?治らない?
軽度の場合は成長とともに改善することもありますが、
- 生後4〜6か月以降
- 明らかな左右差や絶壁
がある場合は、
👉 自然改善だけでは限界があることも多いです。
治療の選択肢(ヘルメット治療)
当院では、必要に応じてヘルメット治療(ベビーバンド)をご提案しています。
特徴は、
- 頭の成長を利用して形を整える
- 痛みはほぼない
- 生後早期ほど効果が高い
という点です。
特に、
- 斜頭(左右差)
- 短頭(横広がり)
- 絶壁(後頭部の平坦)
に対して有効です。

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こんな方は一度ご相談ください
- 吸引分娩だったので心配
- 家族に絶壁がいる
- 向き癖が強い
- 写真で左右差が気になる
- ヘルメット治療を検討している
姫路・兵庫県で「頭のかたち」が気になる方へ
姫路駅前みどり脳神経外科クリニックでは、
- 3Dスキャンによる評価
- 専門的な頭の形外来
- ヘルメット治療の相談
を行っています。
👉 「これは様子見でいいのか?」を明確にすることが大切です。
早い段階で評価することで、
より良い選択ができる可能性が高まります。
まとめ
- 吸引分娩は一時的な変形のみで長期的影響は少ない
- 遺伝は「なりやすさ」に関与するが決定因子ではない
- 多くは向き癖など生活習慣が原因
- 気になる場合は早期評価が重要
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