「最近、同じ話を何度もしてしまう」
「冷蔵庫を開けたのに、何を取りに来たのか忘れてしまう」
「予定をよく忘れるようになった」

年齢とともにもの忘れが気になるようになった…という方は、姫路でも増えてきています。高齢化が進む現代において、認知症に対する不安を抱える方は少なくありません。

しかし、すべてのもの忘れが「進行性の認知症」というわけではないのをご存知ですか?

実は、**治療によって改善が見込める「治療可能な認知症(Treatable dementia)」**というものも存在するのです。

今回は、もの忘れの陰に隠れた“治せる認知症”について、そして早期発見・治療の大切さについてご紹介します。


■ 治療可能な認知症とは?

一般的な認知症の代表例としては、アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症などがあり、これらは進行性で根本的な治療が難しいタイプです。

一方で、「Treatable dementia(治療可能な認知症)」とは、原因となっている病気を取り除くことで症状が改善・回復する可能性がある認知症のことです。

以下のような病気が、治療可能な認知症の代表です:

  • 正常圧水頭症(NPH):脳にたまった髄液が脳を圧迫して、歩行障害・認知機能低下・尿失禁などを引き起こします。

  • 慢性硬膜下血腫:頭を打った後、ゆっくりと血がたまり脳を圧迫し、認知症に似た症状が出ます。

  • 甲状腺機能低下症:代謝が落ちることで、無気力・記憶力低下などが起こります。

  • ビタミンB1・B12欠乏症:栄養の偏りや吸収障害により、脳神経に影響が出ます。

  • うつ病による仮性認知症:うつ状態から集中力や意欲が落ち、認知症のように見える状態です。

  • 薬の副作用:睡眠薬や抗不安薬などが原因で、認知機能が一時的に低下することもあります。

いずれも正確な診断と適切な治療で改善が期待できるため、早期に医療機関を受診することが非常に大切です。


■ 治療可能な認知症のサインとは?

「ちょっと最近忘れっぽいな…」だけでは、単なる加齢による変化なのか、病的なものなのか判断が難しいですよね。

以下のような症状がある場合は、治療可能な認知症の可能性もあるため、注意が必要です。

  • 歩き方がふらつく、足がすり足になる

  • 会話がかみ合わず、言葉の理解に時間がかかる

  • 感情が乏しくなり、表情がなくなる

  • 尿漏れや頻尿が増えてきた

  • 最近急に元気がなくなった

  • 以前より眠ってばかりいる

特に、「歩行障害」「もの忘れ」「尿失禁」がそろう場合は、**正常圧水頭症(NPH)**の可能性があり、MRIで診断可能です。


■ 姫路で「もの忘れ」が気になったら早めの検査を

「認知症だったら怖いから…」と受診をためらっている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、原因がはっきりしていて、治療によって改善できるケースを見逃してしまうのはとてももったいないことです。

当院、姫路駅前みどり脳神経外科クリニックでは、MRIや血液検査などを活用し、脳や身体の状態を総合的に評価することができます。
「もの忘れが心配」「最近家族の様子が変わった」といった方は、ぜひ一度ご相談ください。


■ ご家族の方へ

ご本人が「自分は大丈夫」と言って受診を避けることも少なくありません。
そんなときは、周囲の変化に気づくご家族のサポートが重要です

もし、「最近、ちょっとおかしいな」と感じたら、無理に怖がらせるのではなく、「念のため脳を見てもらおう」と声をかけてあげてください。


■ まとめ

  • すべての認知症が治らないわけではありません

  • 原因によっては治療で改善できる「治療可能な認知症(Treatable dementia)」もあります

  • 歩行障害、尿失禁、急な性格変化などは注意サイン

  • 姫路エリアでも、MRIによる検査が可能です

  • 気になる症状があれば早めに専門医へ相談を


📍姫路で「もの忘れ」のご相談は

姫路駅前みどり脳神経外科クリニックへお気軽にどうぞ。

Web予約にも対応しています。
ご自身の健康、ご家族の安心のために、早めの受診をおすすめします。